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木目以外の床材の選択肢...?

 先日、仙台市に拠点を置くアンティーク家具店「chikadee&Home」さんが営む、アンティーク家具の美術館にお邪魔してきました。


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Numata(DESIN+ART)Museum:宮城県柴田郡川崎町


 館内は2階建てとなっており、数十点の製品がある中でも「Artek」「Hans.J.Wegner」「Arne Jacobsen」などの著名デザイナーが手掛けた、50年以上前のヴィンテージ家具が数多く展示されていました。 普段お目にかかれない歴史的な製品を見学することが出来、とても嬉しかったのですが、建物からも住宅デザインの学びになる部分があったので、そちらを共有させてください。


 ここでタイトル「木目以外の床材の選択肢」に繋がるのですが...


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 館内の床は、1階がモルタル、2階が塗床だったかと思います。どちらもグレーで統一されており、壁・天井・サッシ枠はともに真っ白。 家具が入っていなければこの上なく無機質な空間だろうと思うのですが、木目の家具が展示してあると不思議と寂しさがなく、むしろ家具が程よく目立ってくれて素敵...(#^.^#)


 「家といえば木目の床材」という考えが漠然とあり、石目調・モルタル調の床材を使うときには、「シンプルすぎるかな... 寒々しいかな...」と考える事もありました。 ただ今回の見学をきっかけに、「結局は家具や雑貨、生活用品が入ってごちゃごちゃしてくるのが住宅の常! だったら住宅本体は多少無機質なくらいでちょうどいいんじゃん」という思いが強くなりました。


 もちろん木目の床材を否定するわけでもなく、私個人としても先述した「ごちゃごちゃ感」が好きだったりもするのですが、「目立たせたいお気に入りのモノと、そうでないもモノ」を明確にすることで、空間を視覚的に綺麗に収めることが出来るのだと感じました。 


 木目以外の床材の選択肢...住宅においてもその可能性を感じる事が出来た経験でした。

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​一級建築士事務所 アートプラン建設(株)
artplan@iaa.itkeeper.ne.jp 
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福島県会津若松市門田町大字御山字村上363番地

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